ある晴れたピンク色の空の日
お父様の言いつけを破って、眠りの門を通り、長い階段を登って、炎の洞窟を抜けて、私は青い鳥を追いかけて外へと出てしまった。
そとは広く、そして無限大に広がる情報網の海。
おさないわたしは無限に広がる世界が楽しくて仕方がなかった
炎の狐、世界を映す四角い赤の三角、橙色の蛙に、黒とオレンジの三角の書籍
どれも誰かが生きていて、そして死んでいく。
私は楽しくて仕方なかった。
100面ダイスに支配された世界で少し遊んだ時、おいかけていた青い鳥を見つけた。
黒とオレンジの書籍には、薄茶色の書籍がなかまになっていた様で、追いかけるときにぶつかって躓いてしまった。
せかいをかきわけ、あおい鳥をつかまえた。
しあわせのとりだ
ふときがついたら。しらないばしょにいた。
にんげん。はねのはえたにんげん。みみのとんがったにんげん。あとはぼくのしらないぼくみたいないきもの。
かえりみちがわからなくなった。おとうさまにおこられちゃう。
おそらにてがとどけば、かえれるかな?
おおきくなって、ほしをたべれば、かえれるはず!
まずはここにぼくのいえをつくろう!
いえをつくったら、かぞくをつくろう
かぞくのまえに、ともだちかな
ともだち
つくれるかな?
きっとつくれるさ。ぼくだもの
ねぇねぇ
ねぇねぇ
きみひとり?
ともだちになろ?