コン「…珍しいねぇ?こう言った話の時に彼を呼ばないとは…」 rrro「お子ちゃまにはまだ早い話って訳だよ」 桃伽「私お子ちゃまじゃないんだ」 rrro「おめーはギリギリ可能性ある話」 竹「わざわざ結界も私に張らせて…擱稲じゃダメと?」 rrro「わんちゃん良くないかも」 コン「聞かせてもらおうか?」 rrro「赤子についてなんだけどs…デェァア!!」 桃伽「なんの話かと思えば!!」 rrro「ってぇーー!!」 竹「何処までもスケベな奴やなぁ」 コン「…いや」 桃伽「?」 rrro「…ひひ!やっぱ気付いたろ?違和感」 コン「モノは見ていないけどね…?疑問はあったさ、かなり重大なことだろう?止まらずに話を進めておくれ?」 rrro「やっぱあんたいると話がはえーな! …そう、やっぱさ、見るじゃん? 俺が元々どうであれ…神社のもんであれ “我が子が無事産まれますように”って願いを込める人達はいるのよ そっから気になって見てた訳、街ゆく人とか!」 桃伽「妊婦を眺める変出者」 rrro「ちがわい!」 コン「…確かに君は最初に言っていたね?子を成す意味はなくなる…と それでもなおかつ子を成してる家庭はある…」 rrro「そ、でもう結果言っちゃうんだけどさ… なんてかその子本人、“精神”を持って産まれた赤子が少なかったわけなのよ」 竹「…?!それ…は胎芽の時じゃなく…?胎児で…?」 竹「さっすが竹ちゃ〜ん大正解! そ、なんならもう生まれるばっかりの子とか…病院の透視でもまちまちって感じ ちゃんと精神持った子もいたけどね?」 コン「…君にわかりやすく言うなれば…胎芽はまだ人として形を成していない時 命と肉体を与えられ細胞分裂し、その器が安定した時に精神と繋がり、鼓動を開始する まぁ中絶しても心が傷まない時期よね?胎芽って」 桃伽「…い…言い方よ…」 コン「しかし本来“人”としてあるべきはずの“精神”が胎児になっても付与されない… それは本来あってはならないことだ 三位一体にはならない…し、そもそもそうなるとその個体は成長するのだろうか?」 rrro「そこはもうちょい見ないとわからねぇ」 竹「…しかし天界から精神の供給を止めてるわけではない…何故生命サイクルが起動しない…?」 rrro「そこが悪魔の腕の見せ所ってもんよ!」 桃伽「ドヤんな」 コン「悪魔ねぇ…」 rrro「そ、ぜーんぶ悪魔の影響がかかってんの 歪魂に近い…でも歪魂より歪みまくってて大事なもんが抜けてる」 コン「生命サイクルを悪魔側で止め、天界から精神が降りないようにしているのだろう なんなら…天界同様に魔界から命を生み出すことは可能だ」 竹「…それってあんたら悪魔によっては食事になるん?」 rrro「…なるね、味は淡白だけど栄養にはなる 塩茹でサラダチキン食ってる感じ」 コン「結構良いのでは??」 rrro「そう言う人もいるだろなw そんで一つの仮説が出るんよ これが“悪魔がわざわざ作って喰う為”におこなってるのでは?ってね」 コン「…人間の家畜化…ね 確かに魔界の沼から湧き出た魂を、悪魔として捕食するよりも、人として捕食した方が楽だねぇ」 桃伽「…それ…悪魔の仕業だったって事ならマジあるかも」 竹「なんだ何処の男だ」 桃伽「私じゃない!大丈夫!!…あの…学校での噂話でしか知らないんだけどね… ここ最近学生同士の…が多くて問題になってるんだけど、なんかね…“堕ろすのが簡単だ”って話を聞いてるんだよ」 竹「なんだ何処の業者か悪魔か」 rrro「竹ちゃん落ち着き?めっちゃ俺目いてぇから」 コン「ふぅん…子供達に唆して造らせ、その肉体と魂を捕食…そう言うことが得意そうな悪魔は1人知ってるねぇ」 桃伽「…1人でなんとかなるもん?複数いる感じ?」 コン「恐らく本来では1人では難しいだろうが…年明けに想定した“全員と契約済み”となると分裂したり時間の概念を無視して干渉することは可能になるだろう…」 rrro「そんなこんなで精神のない赤子が増えた、腹から堕ろすなら母親の意識はそこまでひどくはないかもだが…生まれてから喰われた場合…」 コン「成程、魂の味付けは親の感情か…」 rrro「多分ね、学生同士のはおふざけ心とかそう言うのも含んでるんだろうけどさ…まそんな感じっぽい」 竹「…ロゼちゃんに言っとくわ、魂の管理はあの子なのよ…で、桃ちゃんはそんな馬鹿男共に捕まらんようにな?!」 桃伽「あ、うん。多分絶対大丈夫」 コン「ふふ…確かに崇君には早い内容だねぇ」 rrro「だろ?それはそれでおもろいがまだ理解もしねーだろあれ」 コン「あはは!そうだろうねぇ!」 桃伽「お前ら…」 コン「さて… 精神を持たない…『新人類』がどう生きてくか楽しみだね この国には7歳までは神の子精神があるからね、もしかしたら特定の年齢までは育つのかもしれない。 物心着く頃までに全て捕食されるのかもしれない… 精神無き個体は何を思い、何を蓄積するのか…単純に興味があるねぇ…」 竹「コラ。…でもわからんでもない…」 コン「1人拉致って実験していい?」 竹「気になるけどダメ。親からそういう実験を許可してもらわないと倫理的にアウト」 桃伽「気にはなるんだ」 竹「当たり前じゃない!!!」 コン「ふふ…まぁ…折角だからうちでも色々見てみるよ、サムに見てもらうのもありかもしれない」 rrro「そっちの方が色々正しそうだな」 竹「未来予測の子も居るからねぇ…ちょっと時間作ってもらって観測してみるわ」 桃伽「…とりあえずこっちでは先生とかも協力して色々禁止ってしてもらうわ …多分未成年の概念とか段々崩れてくんだろな…」 rrro「このまま今年も回るか次第だからな…多分回るんだろうな…」 コン「だが“今年”は何か特別なことは何一つ起こらなかった “去年”とははるかに違う…これは色々知らずに常識を変えられていたりするのだろう…少しずつ暴いていかねばなるまい…」 rrro「だな。とりあえず俺の方の報告はこんな感じだ」 竹「いいね、この調子で何かあれば集まって報告会って感じで〜」 rrro「あいよー」 桃伽「了解〜」 コン「(頷き)さて…また忙しくなるねぇ」