崇「ひぇ…お散歩するにはまだ寒過ぎたんじゃない…???」 リリア「うぅう…でも冬休み中に何回かはお散歩したいじゃん???」 崇「そういうもんなんか…あ!コン君!!」 コン「…ん、おやお揃いで」 リリア「えっ!コン君!!?わぁ!!明けましておめでとうございます!!」 コン「…おめでとう。元気で何よりだ… 君達2人でとはまた珍し……っ…!」 リリア「ふぁ?!(両頬を片手で掴まれ引き寄せられる)」 崇「?!コン君?!!」 コン「……リリア君。君…誰かに願いを語ったかい…?」 崇「…??!?」 リリア「ひゃ…お参りにあ…行ったよ…???」 コン「ふむ…ではそれ以外に…『願いを叶えてあげよう』といった連中には?」 リリア「…??な…無いけど…そもそもそんな話する奴とはお話しするなってコン君言ってたよねっ!!」 コン「…ふ…そうだ。その通りだ。 君は利口だ…すまなかったね…痛くはなかったかい?」(撫で撫で) リリア「うん…手袋無かったから冷たかった!あっためて」 コン「あ…うん…いやいらな…ぅん…」(ポケットに入ってるホッカイロを握らされる) 崇「…コン君…」 コン「…(周りを見渡す)…なるほど…(アイコンタクト)この後は?」 崇「ん、メッセで送る」 リリア「な…なんか慣れてる…どうしたの?」 コン「あぁ…悪い虫が飛んでるかも知れなくてねぇ…」 崇「リリアさん専用ガードマンの僕もちゃんと確認しなきゃだからさ!!」 リリア「なんか…凄いね…?????」 コン「ふふ、説明が必要な時が来たら、ゆっくりと教えてあげるよ…さて私は買い出し中だからここらで」 リリア「え凄い偉ーい!!頑張ってね!じゃあ!!」 コン「あぁ…どうも」 崇「じゃ…(明らかに擱稲さん宛のおつまみとか大福とかだ…嘘は言ってない…うん)」 コン「さて」 擱稲「崇君も来たとこで状況整理ね、結界張るよ〜」 レイ「僕店番やってますんで!!何かあったらお呼びくださいっ!!ではっ!!」 コン「…優秀だねぇ…」 rr「ぶっちゃけgggoより働くぜ?レイはな」 gg「失敬な!正しいけどよ!!」 竹「ちゃんと働けーーー?????」 gg「これから働くですーーー!!(神様スタイルで本殿に向かう)」 崇「…よくよく見るとやっぱすっごいな…」 竹「で…さっき言ってたこと、もう一回教えて頂戴?」 コン「あぁ…今の所この街に住んでる大半の魂が、若干歪魂化されている」 rr「最初は気のせいかと思ったんだがな? なんなら…悪魔とは程遠い様な人達が…ほんの少しだけ歪んでいる」 擱稲「あの歪み方は悪魔契約だ…ほーーーんっっとに多少だから放置してて問題ない範囲だが…こんなにいるのはおかしい」 竹「まるで悪魔に撫でられた様ね…ここの参拝客も同じ様な状態よね?」 rr「そ、でも必ず竹さんの信仰としての光をねじ込んでる、だから途中まで気付かなかったんだ」 コン「君達の歪ませ方とは違った歪みがね…私の友に居たのだよ」 崇「…ずっと一緒だったからわかるけど…自室にいる時以外は悪魔と話す時間もなかったし…そもそも悪魔が来た時の違和感は…クリスマスの時以来来てないよ」 コン「………君感知できる様になったの?」 崇「え、うん…その後コン君が来て追い払ったんだなって感じで…流石にコン君はわからないけどね?!話し声でわかった!」 コン「…そう………」 擱稲「厄介小僧だな」 コン「全く」 崇「なんでよ!!!」 竹「まぁそこはいいのよ、という事は悪魔と対峙せずに悪魔契約を行ったって事でしょう…?周回2020と関係でもあるんじゃない?」 コン「…願い」 rr「…ありそうだな?コンラードさんよぉ」 コン「…結界は十分?」 擱稲「最大魔力発揮中じゃよ」 コン「じゃあ大丈夫かね?私の仮想空間は天使にどの様な影響を与えるかわからないからねぇ…」 竹「あぁあんさんのアレね、絶対やめた方がいいでしょうね…」 コン「…この間、アルデバランと接触した」 竹「??!??」 rr「ラスボス接触イベント??!?!?」 コン「…もしかしたら…ラスボスではないのかも知れない…」 擱稲「……まぁいい、で?何話したん?」 コン「この世界の周回は確かに彼が関与していた、そして願いは「平和」を…との事だ まだ平和が訪れていない為…世界は回っていると…」 擱稲「…世界平和とは思えない叶え方だけどなぁ…」 竹「ま、なんかカラクリがあるんでしょ?で?」 コン「恐らくそれだけでは願いの質としては弱い…もっと単純に… 例えば。沢山の願いを同時に叶えられたら…?全世界同じ様な願いをする事があれば…?」 rr「…まさか…“今年もよろしく”と願った全員と強制契約を…???」 崇「でもそれなら僕も…コン君もろろさんも当てはまってません??!?」 擱稲「それに…こうもバラバラにはなるまい…」 rr「また来年…じゃ今の状態との矛盾が生じる」 コン「ふむ…困った…全員分何を言っていたか等確認出来ないからねぇ…」 崇「…『またこんな一年になるといい』」 コン「…??」 崇「年明け前にリリアさんが言ってた事です…同時期にギリギリでって事なら多分…」 コン「…それを聞いて君は?」 崇「…ちょっとやだなって思って「総じてそうだね」と…」 擱稲「…羽倉は?」 rr「それどこじゃ無かったはず。でも確かに「今年はいい年だった」と言ってたやつもいた」 コン「それら全てをアルデバランが“叶えた”ら?」 擱稲「今年も同じ様な平和を…?」 竹「…普通にそうなら別に問題は無いんだけどね…その規模で行けるとするならさ…ほぼ全員と強制契約を結ぶことになる」 コン「つまり悪魔契約は為されている為…アルデバランを攻撃すると、国民の大半が同じ傷を受ける事になる」 崇「え??!ど…どうしようもないじゃん!!」 rr「しかも、召喚者なら操作もしやすいだろ…全員洗脳って事も容易だ」 コン「そもそも、この3年間そうだったのだからね…」 崇「うわ…」 コン「しかも恐らく…まだこうして生きてると言うことは…契約はまだ続いている…か、魂を取らずに満了させたか… まぁそんな面白いことをやっているのだから、契約続行の方が正しいでしょうね…」 擱稲「…ほぼ全員…とは思っても見なかったな…」 rr「確かに1人の魔力じゃ足りねぇが…チリも積もれば…だ」 コン「少し…気をつけながら事を進めた方がいいかも知れない…だがしかし… もしかしたら、彼を味方として利用できるかも知れない」 竹「…流石にそれは…」 コン「彼に天界襲撃の話をした」 竹「馬鹿か!!」 コン「愚者の囁きも馬鹿にはならないよ…その一件は彼の管轄外だった」 擱稲「……じゃあ…」 コン「他の悪魔…またはそれに値するものだ しかもその惨劇を、彼は悲観した」 竹「…天使が減って悪魔がしょげる…?そんな馬鹿な…」 擱稲「ウチだって竹ちゃん死んだらやーよ?」 竹「おぉう…」 rr「…同じ事が、アルデバランにもあるって事?」 コン「友達が居るそうだ。彼の言う“平和”には暴動は含まれていない… それに犯人探しもしてくれるそうだ」 竹「………信用できんな…」 rr「今アルデバランと対等に会話できるのはコンさんだけだ…こっちはこっちで警戒して…でいいんじゃない?」 竹「……まずあんさんが人に着く理由がわからん」 コン「…でしょうね」 竹「過去は知ってる、人殺しの快楽主義者だ どっちかといえば悪魔側…私は信じられん」 コン「構わないよ?私は私の楽しい方に着くだけだから…」 竹「だから」 崇「だから僕が」 コン「…!」 崇「僕がっ…僕がコン君の場所を作るんですっ!! ここが楽しいなって思えればコン君ずっといてくれるんでしょ?!したら僕が人ですもん!…僕…えと…」 コン「…あっはっは!!!こんな小童に場所を作られるなんてねぇ!!くっく…あぁ可笑しい子だ…」 崇「ちょ…僕は大真面目に…!!」 コン「帰る場所がある。それだけで良いのさ」 崇「え…」 コン「どうだい天使君?私が着く理由は見えただろう…?」 竹「………ふ」 rr「大丈夫っしょ竹さん、最悪俺がなんとでもする」 コン「おや?私に楯突くのかい?」 rr「楯突くんじゃねぇよ、飲み込むんだよ」 コン「はは!それは怖いねぇ」 擱稲「んーーー穏便になぁーーー!!」 竹「…警戒して損した、全く… けど!1天使としてあんさんは警戒中だからね!!監視無し契約されてるけど!変な事したら引っ叩いてや…いや縛って放置の方が良かったわねあんた」 コン「やーん性癖理解者は怖いわぁ」 崇「……(あんぐり」 コン「とりあえず情報共有はこの程度だ、ローゼ君にも伝えておくれ、彼女情報隠すなって怒るから…」 竹「大丈夫よ、あんさんのリーク情報天界全土に通達済みだから」 コン「それはそれで怖いねぇ…」 崇「…とりあえず今僕にできることはコン君の場所作り?」 コン「いらないよ」 崇「ウワァン」 コン「…新規は…ね?」 崇「…お…おう…?」 rr「OK!じゃあ各自警戒態勢で!問題ないなら俺ら仕事戻るぞ!」 コン「そうだね、こちらもまとめておく」 竹「はぁ…頭痛いのなんの…」 擱稲「じゃ…結界解くよ!」 コン「………大丈夫だろう、疑いの意識は向けられていない」 竹「便利やなぁ…」 rr「特に本人知ってるとフィルターかけやすいよな…流石に俺はわからん」 gg「あー!!!rrroォ!!!!終わったぁ??!?レイ君手いっぱいだから早よ!!!」 rr「あーーーもーーーわかったって!!!」 コン「…それじゃ邪魔になるから帰ろっか崇君」 崇「うん!」 コン「ところで君宿題やれてる?」 崇「ぐ………」 コン「はぁ…ヘキサード君も呼んで詰め込もうか」 崇「助かるぅ…」 擱稲「大変じゃの〜、ま、頑張りいや」 竹「お勉強できない残念な魂は低レベル行きだからねん」 崇「ひぃいん!!みんな大人だから余裕ないの僕だけぇえ!!」 コン「ふふ…では…」 (もうすでに駄弁ってたがこのまま続けると普通の会話になるのでここで終了っ!!)