うちよそに関して
戻って来るかもしれないけど、ただただ待機していくのが非常に苦痛な上に色々心折れたので終了宣言も兼ねてのお話
そこまで世界観に関わらないので見なくてもいい内容
_______________________________________
コン「ルイス」
ルイス「あぁ、知ってるさ」
コン「…あら意外、もっと血眼になって探しに行くのかと思ったら…」
ルイス「流石に私で3人目だ、この手の状況には慣れたさ
…わかりきってた事だろ?私達は誰の手も取れないのだと」
コン「…そうだね、結局私らはこの塔の中で完結さ。人じゃ無い奴らは元気そうだけど」
ルイス「あっはっは!私らも人である事を完全に捨てきっちまえばよかったか?」
コン「ふふ…それで、この終わった未来に延命するの?」
ルイス「どうだかな」
コン「…もう何もしないのかい?」
ルイス「…あの世界…あの塔は扉をも作れぬ石の壁を建てた、それだけで十分だ。もはやこちらからする事は何一つ無い。寄り添う必要もない」
コン「…“消えたのが、面識のない人か、大切な人か、私だったかの違いしかない。”
…確か君はそんな事を言ってたねぇ…
今回もそれなのかい?」
ルイス「あぁそうだ、彼らは“特別”ではなくなっただけ。
他に消えていった人達と何も変わらない
…既に唯一でなかったものが、完全に手の届かないところに消えただけだ」
コン「…でも面識の無い人が消えた時とは違う反応のようだけどね?」
ルイス「…かもな、だが後は変わんねぇよ、私が壊れる事もなければ、戸惑う事もない」
コン「…生きる希望を失った訳じゃなさそうねぇ…?」
ルイス「そりゃそうだろ、元からいねぇんだもん
どうなるかわからない燻った、希望に似た何かがずっと刺さってただけ、それが何かわからないまま抜け落ちてったんだ
ソレを気にして未来を無に帰す程暇じゃねぇ
…彼がどんな思いを持ってるかもう知らんけど…
彼を動かす塔が、私達の世界を拒絶したんだ。そうなってしまえばもう…答えは決まってる」
コン「私達も拒絶を表すであろう」
ルイス「…うっすら、悪意ある拒絶が生み出されてたんだろ?私の中に」
コン「…そうだねぇ…まだあるけど、どうする?」
ルイス「…返してくれ、それをも飲み込んで決別する」
コン「…手を離された後に…上を見ないですぐに玉座を選んだでしょ、君」
ルイス「ふへへwバレた?あん時は何故堕とされたかわかってなかったってのもあったけどな…今回は…いや今回も“私は”わかってねぇけど、見えない同じ空を追うより違う世界へと先に進んだ方が…私はいいと思うんだ」
コン「…そ、縛られなくなったね」
ルイス「生憎だけどな?」
コン「じゃ…記憶はどうするの?」
ルイス「消しはしないさ、しないけど…過去に縋ることはしない、全員死んだもんだと思っておく」
コン「…戻って来たらどうする?」
ルイス「そん時ぁそん時考えればいいさ、今のところ…特に何も思わないから…もしかしたらもっと前から諦め切れてたのかもな」
コン「そうだと思うよ、ふふ…ほら、君の悪意、返すよ」
ルイス「あぁ………おかえり、私」
コン「…そうだね、おかえり、ルイス」
ルイス「……ただいま、コンラード」
コン「…さて、もう一度堕とされた組で、この世界を高らかに舞い踊ろうじゃないか!」
ルイス「お…はは…!調子変わんねぇなお前はw」
コン「だろう?ほら、君も君らしく生きなさいよ、今までずっと兄弟観に押さえつけられてたんだろう?
君に兄弟などいない。僕らに愛した人などいない。僕らはひとりで、私達は家族だ」
ルイス「…はは!兄貴属性は変わらなさそうだがな〜?」
コン「む?歳的には私の方が上だが?」
ルイス「おめー兄貴面しねーだろが、それに…ファイヤドがいるだろ」
コン「それもそうだねぇ…ふふ。じゃ頑張りたまえよ…瑠一星兄さん?」
ルイス「おいそれ持ってくんなや!!」
コン「あはは!ほら、崇君も来てるよ
…さぁ、家に戻ろうかルイス」
ルイス「…おうよ、今行くから!」
ルイスのうちよそ終了宣言