11世紀の悪魔ミモザVSコンの戦闘の漫画のやつの続き、ほぼ会話で完結なので文字のみ 後半ただのお喋り ________________________________ コン「…ところでその…霊体を直すのに天使って…私蒸発しない？大丈夫…？」 ジュバ「まじで頼むよ？今召喚時なんだからこいつ死ぬと私強制魔界送還だから」 ロベリア「うっせーよ！知らねーわ！おらどけ！てめぇも蒸発してぇんか！！」 ルイス「ははwしっかし一時的にコンとの通信状態が悪くなったから本当にびっくりしたけど…とりあえずよかった」 コン「なぁに？私が死ぬかと思って心配したの？」 ルイス「まぁな」 コン「…ストレートに返されると気持ちが悪いねぇ」 ルイス「ﾋｯﾃﾞｪ」 ロベ「ったく…螺旋体だからってハメ外し過ぎ…だ！！」 コン「ｷﾞｬｧｯ!!!……いったぁい…昔の太陽に消し飛ばされたみたいな痛さイタイヤダ」 ルイス「ｳｯﾜソレはヤダ」 ジュバ「ﾏﾌﾞｼｲﾀｲ」 ロベ「はぁ〜？まだ傷口塞いだだけなんですけど〜？？？…ったくしゃーねーな…お前らマジもんのバケモンだったんじゃねぇか…ほら弱火で煮込んでやるから、その間に聞こうか？どうやって召喚悪魔にダメージを負わせた？」 コン「ｳﾞｪｪ」 ジュバ「あー…戦闘時のこっちの会話までは聞こえてない感じだな」 ルイス「慌ててかつ気配消して来てたからな、君が召喚された頃合いにはっきり聞こえた程度さ」 ロベ「てめぇがすげぇ勢いで相手に飛んで何かしたのは見えてた」 コン「…ｾﾞｪ…そ…ｯﾊｧｰｰｰ……ルイスならわかるだろうけど、彼女の生態データを全て読み込んだの」 ロベ「ほぅ」 コン「一瞬だったから多くは読んで無いんだけどね…そこで彼女が召喚される時に置いて来た“本体”の位置データを入手、リモートで元から接触のあったジュバ君に情報を提示した訳」 ジュバ「最初にテレパシー受けた時はビビったがな、とりあえずこの近辺に来て待機してた訳。召喚された悪魔の本体が置かれている土地、見た目で言えば魔法陣の中。 そいつってのは他の悪魔の邪魔にならない様に透明化されててさ、上を踏んでも問題ない様になってんの、だから目視で見つけることは出来ねぇ。 なのでコンの位置情報を元に場所を特定、己の召喚陣を上に重ねる事によって、そいつの肉体が保存されてる空間に移動が可能なんだ 後はその眠ってる様な魂の抜けた体は好き勝手し放題！て訳」 ルイス「…だとしたらその後この子がこっちに召喚されちゃ意味ないんじゃないの？」 コン「悪魔契約時に付け足せばいいのさ…基本は本体を動かすことは出来ない。しかし召喚時に契約文を一行追加するだけで…悪魔側の任意の行動が可能となる…」 ロベ「随分慣れた口振りだなてめぇ…」 コン「ひひっ…あぁまって火力上げないでﾋｱｶﾞｯﾁｬｳｯﾜｯ!!」 ジュバ「…という訳で彼女が逃げた時に私は私の召喚陣を移動したので大丈夫だとは思うけど…相手が同じ事を行えば、今の私は無防備に殺され続けるんじゃない？怖」 ロベ「成程な…ん。喜べルイス、とりあえず召喚者は死神側より殺害、霊体はリスト行きになった」 ルイス「よかった…けどやっぱりタグ付けは召喚体なだけだ、もう追跡できない。逃げられた」 コン「…君追跡機能残ってるのぉ…？ズルい〜」 ルイス「オメーに持たせたら絶対やべーだろがよぉ！」 ロベ「…さて、まとめると。螺旋チャンが位置特定、悪魔野郎が魔界から攻撃…てコトね」 コン「私、コンラード」 ロベ「うるせぇ四白眼」コン「し…」 ロベ「どちらにせよ死神や天使側からは召喚悪魔は始末する手段は見つからねぇか…」 ジュバ「…なぁ、手を貸してやろうか？」 ロベ「あぁ？悪魔の誘惑はクソだ！」 ジュバ「待て待て待て！これは私が死にたくないからの交渉だ！普段の悪魔ノーリスクって事じゃねぇ！私のリスク削減の為だ！」 ロベ「…言ってみろ」 ジュバ「って言っても私だけじゃなんとも出来ない訳なんだが…」 コン「そうよねぇ？」 ジュバ「…その場そのタイミングででしか出来ないが、コンラードの指示、情報提供によって召喚悪魔を捉える、または始末する…て事が出来る。…始末はやべぇか、私がそいつ分の魂吸っちまうもん」 コン「それが出来るならかなり被害は減るだろうねぇ…仕事も楽になるんじゃない？」 ロベ「…一応聞く、捉えるというが貴様ら悪魔同士でそんな事していいのか？身内だろ？」 ジュバ「けっはぁw！！違うねぇ！！俺達悪魔は言うなれば海洋生物みてぇなもんだ。海という魔界は広いだろう？魚だろうが貝だろうが、その海の中で食い争い、時には同族共食いなんかもするって聞いた。…私達悪魔もそうだ 各々家庭や友人、コミュニティはある、けど他は全員敵みたいなもんだ。今回の彼女は私のコミュニティに居ない。だから敵で、だから殺そうとした。それだけだ」 ロベ「…つまりお前のコミュニティ内の奴を指定されたら？」 ジュバ「現在手が離せません。と答える」 ロベ「…ﾁｯ悪魔が…」 コン「しかし一ついいかい？」 ロベ「今度は何だ」 コン「魔界全体の方向性として、この子らのコミュニティは比較的抑えめの行動をしている。無意味に大量虐殺もしないし…彼らを召喚する魂自体がどうしようもないクズが大半だ」 ルイス「お前の様にな」 コン「そ。なので彼らのは基本放置してても問題ないでしょう？むしろ害虫駆除としていいかもよ？」 ロベ「否定しねぇのか…だが魂自体が減るのは困るし、精神の崩壊も見逃せな…」 コン「アルデバラン」 ロベ「…！」 コン「または、さっきの子の様な悪魔、召喚など無視して自分の私欲空腹を満たすための悪魔共…ソレらを確実に潰せる方法を得る代わりにこの子達のか細い食事を見逃し、害悪な人間を見捨てる。 or この子の些細な捕食を取り締まり、デカブツを仕留める技を失う。 …どちらの方が被害は大きいかな？」 ロベ「…小を守れん奴は…」 コン「そういう思考は凶悪な敵を仕留められる手段を秘めてる奴以外が口にするのは危険だよ？二兎追うものは一兎も得ず、さ」 ロベ「…ぬ…ぅ…おい悪魔！ルイスの情報では出来んか！？」 コン「あ、酷い」 ルイス「無理だと思うよ、私は魔界側に行けないから…恐らくメッセージが届かない」 ロベ「くそ…わかった、悪魔の言い分はわかった。だがしかしてめぇだ、絶対お前は何か条件持ってくるだろうよ！」 コン「御名答、私の場合、この場で殺されても、光を強くされても気にも留めない。ｱｯｲﾏﾊﾀﾞﾒｯ…ふふ…それに…この命は私1人のものではない」 ロベ「あ？」 コン「私はね？そこにいる大馬鹿者が命懸けで救った奴なのさ、そんな私が死んだら…ネジの抜けた馬鹿はどうするだろうね？」 ロベ「………ルイス？」 ルイス「…私はさ、こんな野郎でも“家族”でさ、もう一度失うのが怖いのさ。ね？」 ロベ(………バカ言ってんじゃねぇ…僕が消される…！なんだこいつ…) ロベ「…〜ったぁーーうぜぇーーーー！！！！で！！てめぇの要望は何だ！！」 コン「飲み込みが早くて助かる♡私の要望は簡単！私の行動をお咎め無しにして欲しい♡」 ロベ「あ゛？！」 コン「ｱｯﾊｧﾝ!!!」 ルイス「随分元気になったな」 ジュバ「…これで…？」 コン「…ｲﾃﾃ…じゃあ罪は溜まってっていいからさぁ〜天界からの監視とかやめてくんない？視線が気になっちゃってリラックス出来ないの」 ロベ「…精神界からのは知らん。天界…監視…ぐぐ…」 ルイス「だとするとお前、天界に残されてるデータが無くなるぞ？」 コン「個人バックアップがあるでしょうが、別にここのサーバーにデータ保持する気は一切無いよ」 ジュバ「天界語かなんか？」 ロベ「いんや訳わかんねー言葉の羅列」 コン「さ、どうするんだい？私だってそーんなに悪いことはしないさ。…なんだいルイス。」 ルイス「いや…」 コン「君が“感情”と“死ぬ体”を与えたんでしょ？おかげで全然好きな事が出来ないのよ？」 ルイス「ﾅｲｽｸﾞｯｼﾞｮﾌﾞ私最高」 コン「うわ。」 ロベ「…今ベロニカに確認を取った。一応他にも確認中だが…大まかには決まっただろう…」 コン「…ベロニカ？」 ロベ「…なんだその顔…」 コン「…ふふ。その方、最高指揮官か何か？」 ロベ「…全天界を司る方だ。…貴様何を…」 コン「ふふ…彼女は私にとっても大天使様だよ」 ルイス「お前頭でも打ったか」 コン「失敬な」 ロベ「…方向性が決まった。貴様の行動は今後こちらから監視、規制する事はない。ただし、妙な行動を行った場合、他魂と同様に確認しに行く事はある。そして近辺に悪魔の出現が確認出来次第貴様を戦場に駆り出す。いいな？」 コン「良いとも。交渉成立だ。という訳で今後この子の事は見逃す様に…彼が居なけりゃこんな事出来ないからね…！」 ロベ「しっっっっかたねぇなぁ…！！！」 ルイス(…なぁ、とりあえず合わせといたけどさ、ソレってファイヤド1人でできる事でもあるよな…？) コン(彼がスキャン出来るならね？言うなれば君からのメッセージも届くと思うよ？) ルイス(だよな？悪いなロベリアさん…) コン(君も悪い奴だねぇ〜) ロベ「…なぁーーにアイコンタクト取ってんだてめぇら」 コン「メッセージ受信の確認をしてただけさ」 ジュバ「とりあえず一件落着？私どうすればいい？」 コン「今召喚中だからねぇ…願い事でも叶えてもらおっかな」 ロベ「おいゴラァ、まだ内臓繋がってねぇんだから動くな」 コン「うぇえーー…これ私人間体に戻ったらどうなるかな？」 ルイス「んーーーー……まだこっちの体で怪我してる所が、人間体でも同様の傷を負うので内臓が弾ける。かな？」 コン「シュミレーションありがと、それはそそられるが危険だねぇ」 ロベ「くそドMが」 ジュバ「まじやめて…召喚主人の怪我ってまじ怖い」 コン「じゃ…治るまでルイスが見て来た話でも聞こうかな？」 ルイス「リスト、お前が好きそうなとこだったぞ〜」 コン「えーー！！行けないのにそんな言い方酷くない？？？」 ロベ「だぁ…さっさと終わらせて帰りてぇ…」 ジュバ(結局どうすりゃいいんだよぉおーーー！！) ED